腰椎分離症と診断された高校球児へ。諦めるのはまだ早い。短期復帰への道

こんにちは。
TOESTなかたに鍼灸整骨院の浅井です^^
今回は『腰椎分離症』をテーマにお届けします。
実際に私が担当させていただいた、
高校2年生の野球部員のストーリーを元にお話しさせてください。
彼は野球のプレー中、
特にバッティングや送球時に腰の違和感を覚え、
専門機関を受診したところ、MRI検査の結果、
『腰椎分離症』と判断されました。
中学生の頃にも1度『分離症』と診断を受けた彼。
3年生の先輩たちが引退し、
これから自分たちで新チームを強くしていこう
そんな想いの中、
腰を傷めて来院されました。
もしかすると、今これを読んでくださっているあなたや、あなたのお子様も、
まさに同じような状況に置かれているかもしれません。
そんな球児や親御様にこそ、ぜひお読みいただきたい内容です。
3分ほどで読み終えられますので、どうぞ最後までお付き合いください。
はじめに
まず、腰椎分離症と告げられた君に、
一番に伝えたいことがあります。
それは、発症から2ヶ月以内(※20歳以上のケースとは異なります)であれば、
ほとんどの場合、
1〜2週間後には思いきりプレーできる状態を目指せるということ。
「骨が折れているのに、そんな短期間で改善するなんてあり得るのだろうか…。」
もちろん、そう思うでしょう。
腰椎分離症というのは、
いわゆる一般的な骨折とは違い、
疲労骨折
と呼ばれるジャンルの症状です。
この疲労骨折の場合、
刺激を適切に与えれば、
痛みを短期間で消し去ることが叶います。
もちろんそれでも、
医学的には「あり得ないこと」
であることは間違いないと思います。
一体どのようにして、その「あり得ないこと」を実現しているのか? その秘密について、
これからお話ししていきます。
その前に、まずは「分離症とは何か?」という基本からご説明しましょう。
目次
- そもそも腰椎分離症ってどんな状態?
- なぜ腰椎分離症が、わずか2週間で改善へ向かうのか。
- 最後に
そもそも腰椎分離症ってどんな状態?
腰椎分離症とは、一言で言えば「腰椎(背骨の骨)の疲労骨折」です。
スポーツに青春を捧げる10代のアスリート、特に君たちのような中高生の腰に起こりやすい症状です。
たとえば全力で腕を振り、ボールを投げ込む瞬間。
あるいは、バットを振り抜き、体を捻り切る一瞬。
そのダイナミックな動きの土台となっている腰椎には、
凄まじいほどの「ねじれ」と「反り」の力が繰り返し加わっています。
成長期の骨はまだ強固ではなく、
その一点に毎日の練習による負荷が集中することで、
針金を何度も折り曲げるように、じわじわと金属疲労が進み、
やがて亀裂が入ってしまうのです。
そして腰椎分離症について頭に入れておかないといけない事があります。
それは腰椎分離症を適切に改善させられなかった場合、
腰椎が前方(お腹側)に滑り出してしまう『分離すべり症』へと進行するケースがあります。
そうなれば、
将来的に慢性的な腰痛や足のしびれと付き合っていくことにもなりかねません。
そういった意味でも腰椎分離症を軽視してはい毛ないということを
知っておいてください。
ちなみに
整形外科を受診し腰椎分離症が発覚した場合、
3ヶ月から半年の間、
ギプスがわりにコルセットで固定して絶対安静を告げられます。
確かに、それで快方へ向かう場合もあります。
しかし、私たちの元には、
「言われた通り半年休んだのに、痛みは消えない」
「練習に戻った途端に再発して、心が折れそうだ」
「刻一刻と迫る最後の夏を前に、休んでいる暇なんてない!」
という、
悲痛の叫びを抱えた高校生たちが後を絶ちません。
ではなぜ、安静にしても消えなかった痛みが、私たちのアプローチで取り除けるのか。
その答えは、痛みの「本当の原因」をどこに見ているか、その根本的な視点の違いにあります。
次章で、その秘密を解き明かしていきましょう。
なぜ腰椎分離症が、わずか2週間で改善へ向かうのか
私たちは、分離症の痛みの原因を
「骨がくっついていないから」だとは考えていません。
ここに、一般的な見解と私たちの考え方の決定的な違いがあり、
短期間での改善を可能にする最大の理由が隠されています。
私たちが考える分離症の痛みの本当の原因。それは、『骨折して分離した骨の周辺にある、軟部組織の炎症』です。
※軟部組織とは、筋肉や靭帯、腱、神経、血管など、骨以外の組織の総称です。
骨が分離した状態でプレーを続ければ、
当然その周辺組織には多大な負担がかかり、『炎症』が起こります。
この『炎症』こそが痛みの正体であり、
この『炎症』さえ的確に取り除くことができれば、痛みは消失していくのです。
では、どのようにしてその炎症にアプローチするのか。
当施設では、腰椎に対して適切な角度と圧で刺激を加え、
分離症の痛みを和らげる専用の施術を行います。
さらに、日本古来の施術法にある「骨の癒合を促す」手法を、
当施設代表の仲谷が「より確実に、より安全に」発展させた「腰椎ATT療法」を駆使することで、
腰椎分離症の驚異的な回復を後押しします。
ただし、この腰椎ATT療法だけを行えば良い、というわけではありません。
腰椎分離症は、あくまで「結果」として生じた症状です。発症に至るまでには、
必ず根本的な要因が複数絡み合っています。
今回ご紹介した彼の場合、
- 左股関節のロッキング(動きの制限)
- 左腓骨神経の弱化
- 左腸骨稜の剥離骨折
といった問題がありました。
特に腸骨稜剥離骨折は中学、高校生の成長期によく起こり、
繰り返し筋肉から受ける牽引力によって、骨がめくれてしまうような状態です。
この年代は成人の骨ほど硬さがないことから、
強度の高い練習をしている子たちにしばしばみられます。
これらが原因で、投げる、打つといった野球の基本動作の際に、
腰椎へ過剰な負担がかかっていたのです。
分離症による「軟部組織の炎症」へのアプローチ。
そして、根本原因である
「股関節のロッキング」と「左腓骨神経の正常化」、「腸骨稜上の肥厚組織の正常化」。
これらを正確に見極め、的確な施術を行うことで、
彼はわずか5回で本格的な練習に復帰することができたのです。
最後に…
いかがでしたか?
腰椎分離症と判断されると、
一般的には数ヶ月間の安静と加療を余儀なくされます。
その間、基本的に運動は一切禁止です。
しかし、本気でスポーツに取り組む高校生アスリートにとって、
数ヶ月という時間はあまりにも長く、そして重いものです。
練習を休めば、厳しいレギュラー争いから脱落し、
大切な大会を前に目標を見失うことさえあります。
それは、その後の競技人生や進路にも大きな影響を及ぼしかねません。
だからこそ、
私たちは、 少数精鋭治療家集団としての矜持を胸に、
一日でも早い復帰を願い、日々研究を重ね、情熱を持って施術にあたっています。
もし君が、もしあなたのお子様が、「数ヶ月も無駄にしたくない」と、出口のないトンネルの中で悩み、苦しんでいるのなら。
どうか、勇気を出してみてください。 その勇気とは、まず一本の電話をかけてみること。
あなたからの一歩を、私たちは待っています。 そして、共に喜び合えるその日を、心から楽しみにしています。
感謝。
こちらで、Lineのお友達登録ができます^ ^
天星十五脈診整法が受けられるのは下記2店舗だけ。
近鉄富雄駅 徒歩5分 奈良市の鍼灸整骨・整体院
当院ホームページは
【 グループ院紹介 】
神戸院:ダエンからマル施術院
ご予約・ご相談専用ダイヤル
(携帯・スマホの方はクリックしてそのままお電話ください)
0742-52-7831 (10:00~20:00)
※木曜、日曜日・祝日はお休みとなります。