『逆流性食道炎と寝る向き』

こんにちは、
TOESTなかたに鍼灸整骨院の鷲津です😊
今回のテーマは、『逆流性食道炎と寝る向き』です。
・「夜、横になると胸やけがひどくなる…」
・「夜中に目が覚めてしまう…」
・「どの向きで寝たら、少しでも気持ち悪くならずに済むんだろう?」
このようなお悩みはありませんか?
ぐっすり眠れず、日中の活動にも支障が出ている方は本当に多いです。
実は、寝る時の「向き」や「角度」をほんの少し工夫するだけで、そのつらい症状は、驚くほど軽減できる可能性があります。
この記事では、なぜ寝方が重要なのか、その鍵となる「胃と食道の位置関係」から、今日からすぐに実践できる具体的な対策まで、わかりやすく解説していきます。
3分ほどお付き合いください。
なぜ横になると症状が悪化する?
なぜ、立ったり座ったりしている時よりも、横になった時に逆流症状は悪化しやすいのでしょうか?
その原因は「胃の形と位置」にあります。
実は胃は、単純な縦長の形状ではありません。
食道から繋がる胃の入り口(噴門)は、胃の上部の真ん中ではなく、少し「左側」に付いています。そして、胃本体も体の中心からやや左にカーブを描くような形をしています。
この構造が、寝る向きによって逆流のしやすさに影響するのです。
右向きで寝ると、
右側を下にして横になると、胃の入り口(噴門)が、胃の中に溜まった胃酸の液面よりも「低い位置」に来てしまいます。これは、中身の入ったペットボトルを横に倒し、キャップを少し緩めて下に向けた状態と同じです。重力によって、胃酸は食道へといとも簡単に流れ出てきてしまいます。
左向きで寝ると、
逆に、左側を下にして横になるとどうでしょう。今度は、胃の入り口(噴門)が胃酸の液面よりも「高い位置」にきます。これにより、胃酸は胃の底に溜まりやすくなり、食道への逆流が物理的に起こりにくくなるのです。
この胃の構造力学から言えば、寝る向きは「左向き」が正解、ということになります。
ただ、これまでは一般的な対処法で実践してもしっくりこない方が多いのが実際のところです。
次はわたしたちが患者さんにお伝えしている方法になります。
寝る向きじゃなく、「角度」が大切
私たちが患者さんにお伝えしているのは、向きではなく「上半身に角度をつける」という方法です。
寝るときに頭から背中にかけて緩やかな傾斜をつけてあげることで、胃酸が食道へ上がってくるのを物理的に防ぐことができます。
具体的な方法としては、
ご自宅にあるバスタオルやクッション、座布団などをマットレスの下に敷き、頭から肩甲骨の下あたりまでが緩やかに高くなるようにします。
この「角度をつける」方法は、どんな向きで寝ていても物理的な傾斜を維持できるので寝返りをうっても安心です。
夜寝るときの不安を少しでも解消してあげたい
いかがでしたか?
今回の内容をまとめると、
- 夜間の逆流は、胃と食道の位置関係で起こりやすくなる。
- 寝る向きは、胃の構造上「左向き」が良い。
- 最もおすすめなのは、上半身全体に傾斜をつけること。
「夜も眠れない」という状態は、心身ともに本当につらいです。
寝方の工夫で、少しでもあなたの不安が解消されれば嬉しいです。
しかし、忘れてはいけないのは、これらの方法はあくまで症状を抑えるための「対症療法」であるということです。
根本的な問題は、「なぜ、そもそも胃酸が逆流しやすい体になっているのか?」という点にあります。
その多くは、生活習慣に起因します。
もしあなたが、長年の逆流性食道炎に悩んでいるのであれば、その根本原因に向き合う必要もあります。
我々ならきっと症状改善の力になれるはず。
もちろん、いきなりのご予約でなくてもかまいません。
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