「植物油は毒」説、本当に正しいのか?
「4毒」シリーズの3回目です。
前回は
人類の脳と脂肪の話をしました。
今回は
4毒の中でも特に議論が多い
植物油
について整理します。
SNSでは
「植物油は毒」
という
かなり極端な言い方をよく見ます。
その理由として
よく挙げられるのが
トランス脂肪酸。
まずここを
はっきりさせておきます。
トランス脂肪酸は
昔、マーガリンやショートニングなどに
多く含まれていたものです。
これは
液体の植物油を
固体にするため部分水素添加。
脱臭工程のために高温処理などの加工をしたときに含有されていました。
このトランス脂肪酸は
研究で
- 悪玉コレステロール(LDL)を増やす
- 善玉コレステロール(HDL)を減らす
など
心血管疾患との関連が
示されています。
そのため現在は
世界中で
規制が進んでいます。
つまり
トランス脂肪酸は
確かに注意すべきもの。
ただし
ここで一つ誤解があります。
今スーパーで売られている
一般的な植物油は
『悪』であるトランス脂肪酸がほとんど含まれないよう処理されています。
特に日本国内で製造される食用油に関しては、
サラダ油や大豆油、菜種油など、
「トランス脂肪酸が危ない!」
と未だ叫ばれる
それらの食用油とて
例外ではなくトランス脂肪酸の含有量は極めて少ない、
安全性が担保された油です。
つまり
「植物油=全部トランス脂肪酸」
という理解は
正確ではありません。
では
植物油の問題は
どこにあるのか。
ここで出てくるのが
『酸化した植物性油』
油は
- 熱
- 空気
- 光
で
だんだん壊れていきます。
これを
酸化
と言います。
例えば
リンゴを切って
放っておくと
茶色くなりますよね。
あれも
酸化です。
油でも
同じことが起きます。
植物性油を
長時間高温にしたり
何度も使い回したりすると
油の分子構造が壊れて
酸化脂質
という物質が
できることがあります。
特に
- 揚げ油を何度も使う
- 長時間高温で加熱する
- 植物性油で調理して放置
こういう状況で
増えやすい。
ただし
ここも
誤解されやすい部分。
家庭で普通に炒めもの料理する
程度の油の使用で
すぐ健康被害が出る
という証拠はありません。
問題になりやすいのは
- 加工食品
- 油調理して長時間経た食品
- 長時間使われた油
つまり
植物油の問題は
油そのものより
使われ方。
だと認識するべきです。
食物性由来の油は、
使い方や料理後からの時間経過度
などを気にしておけば安全というのが、
現代の真実です。
またいつか、
さらに掘り下げてそういったお話も
出来たらとは思いますが、
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さて次回は
「砂糖」。
砂糖は本当に
体に悪いのか。
感情論ではなく
栄養学の研究を元に
整理していきます。
著者 仲谷健吾
感謝。




