機能性ディスペプシアは“治し方”じゃなく“順番”。あなたが苦しんだ理由は、努力不足ではない』
こんにちは。
TOESTなかたに鍼灸整骨院の川嵜です。
今回は機能性ディスペプシア(FD)について記事を書きました。
あなたはきっと、この数年、ずっと“孤独な戦い”をしてきたんじゃないでしょうか。
病院に行って、
「異常なし」
と言われても、本当は納得なんてできなかった。
だって、あなたの毎日は
“異常だと言い切りたいほどつらかった” から。
食事をするときの緊張。
食後に来るあの胃の重さへの恐怖。
波があるようでいて、「結局戻る」あの絶望。
家族や友人に伝えようとしても、
「ストレスじゃない?」
「気にしすぎだよ」
そんな言葉が返ってくるたび、
「理解されない苦しさ」が積み重なっていった。
そして何より怖かったのは、
この症状がずっと続く未来 を想像してしまったこと。
明日は大丈夫だろうか。
また今日と同じように苦しくなるのだろうか。
この状態で、生きていけるのだろうか…。
その不安を、誰に言える?
あなたはずっと、ひとりで耐えてきた。
だからこそ、この記事が少しでも希望になってくれたら嬉しいです。
【あなたはもう、十分すぎるほど努力してきた】
FDと診断されてから、あなたは本当にいろんな方法を試してきたはず。
- 胃薬
- 漢方
- 自律神経系治療
- 整体
- 内臓マニピュレーション
- 鍼灸
- 筋膜リリース
- 運動療法
- 呼吸法
- 腸活
- 栄養療法
- 断食
- 食事制限
- ストレスケア
- 心理療法
- サプリメント
- 睡眠改善
- 姿勢改善
- 治療院めぐり
普通の人が一生かけてもやらない量だ。
あなたは、それだけ頑張ってきたんだ。
でも──変わらなかった。
いや、正確には
「変わった時もあったのに、続かなかった」
じゃない?
あれだけ頑張ったのに…
これだけ知識もつけたのに…
本気で向き合ってきたのに…
「なんで自分だけ?」
「なんで私は抜けられない?」
「私の身体だけ壊れているの?」
そんな気持ちが積み重なって、
“心の芯”が疲れ切ってしまったのだと思う。
あなたのその気持ち、誰よりも理解できる。
【それでも変わらなかった理由は「あなたのせいじゃない」】
ここが今日、一番伝えたいこと。
あなたが治らなかったのは、
努力不足でも
根性不足でも
勉強不足でも
性格の問題でもありません。
ただ、
FDには「ハマりやすい思考パターン」と「間違えやすい順番」があって、
そこを先にほどかない限り、どんな治療も健康に良いとされている方法も届きにくいだけ」
なんです。
◆【FDが長引く人に共通する“思考のクセ”】
僕らも、長年、数え切れない患者さんを診てきた中で、
機能性ディスペプシアを長引かせてしまう患者さんには、特有の思考パターンがあることが分かってきました。

●①「症状の波をゼロに戻ったと考えてしまうクセ」
FDを改善してしていくうえで、なによりも大切なのが正しいことを継続することです。
そして 、その改善していく段階では、体はあらゆる波が起こる。
もちろん、健常な人でも日によって体の波は感じる。
しかし、FDを長引かせる人はこの波を悪化と捉えたり、振り出しに戻ったと強く捉えてしまいます。
その結果、本当に正しいことを行なっていたとしても、あらゆる情報に翻弄され、いろんな手法を変えてしまう。
ここで大切なのは、症状や波はすべてが悪いわけでは無いということ。
症状、波が出る出ないをみていくのではなく“波の質”の変化を見る必要があるのです。
●②「症状=不安=危険」と脳が誤学習する
症状が出る → 不安になる → 不安が症状を増幅する
このサイクルを何回も何回も繰り返してしまうことで、より症状に対して過敏に反応してしまう状態になってしまいます。
なので、症状に対して、正しく捉えるための考え方をしる必要があります。
●③「完璧の追求が緊張を生む」
完璧な状態を目指そうとすればするほどに身体と心に“圧”がかかる。
そして、焦りや不安、場合によっては恐怖、パニックを抱えてしまい、適切な行動を取れなくなってしまう。
これらは意志ではなく、脳の自動運転のクセだということ。
他にもたくさんあるのですが、このような思考のパターンとクセを持っています。
そして、
これは、あなたが悪いわけではありません。
ちょっとしたことや、ふとしたことで誰でもそういったクセはついてしまうのです。
【改善には“正しい順番”が必要不可欠】
機能性ディスペプシアは
症状(身体)× 思考パターン × 習慣
ここを“正しい順番”で確実に対処していく必要があります。
FDで苦しんでいる人の多くは、
正しい順番ではなく、あらゆる方法を手当たり次第試している傾向があります。
そして、最近は、ネットの情報も乱立しており、更に振り回されている方が多いなと感じます。
でも、
それは、コンパスや地図を持たずに山に登るようなもの。

だからこそ、
治療の前に「思考パターンの認識」と
「正しい順番という考えた」も一緒に取り組んでいく必要があると考えています。
では、
その正しい順番とは何なのか?
ここは、説明するのにとても時間がかかる部分です。
正しい順番とは、一言で言うと
まずは基本的な土台を徹底できるようにしよう
ということ。
そして、
基本的な土台とは、大きく2つあります。
それは、
① 体にとって有害な食べ物を徹底的に避けること
② ずっと継続していくこと。
です。
例えば、
よくあるのが、漢方やサプリメント。
これらは、場合によっては改善に効果的かもしれませんが、
逆に言うと、これだけでは改善はほぼしません。
なぜなら、
例えば、
同時に、
機能性ディスペプシアを悪化させてしまう行動をとっていた場合、
それらが足かせになってしまうから。
悪化させてしまう行動とは、
・消化に良いからとおかゆを空腹時に食べる
・固形物がしんどいから、スポーツドリンク、栄養ドリンクを飲んでいる
など、
あくまでも一例ですが、
これらは、実は機能性ディスペプシアを悪化させてしまいます。
詳しくは別の記事でも書いていますが、
機能性ディスペプシアを長年患っている方ほど、
色々試す × 足かせとなる行動
が同時並行で動いていて、なにがなんだかわからなくなってしまっているのです。
だからこそ、
大切なのは順番。
いいものを試す前に、自分がやってしまっている足かせは何か?
ということから考え、修正していく必要があるのです。
もちろん、その足かせには、食事だけでなく、思考パターンのクセも含まれます。
◆【最後に】

ここまで読んでいただきありがとうございます。
僕が言いたいことはまず、
あなたは、よくここまで耐えてきて、本当に頑張ってきたんだ
ということ。
機能性ディスペプシアは、確かに難治性で、
背景や症状が複雑でとらえどころが無い。
だからこそ、難しいし、簡単に改善できるといった魔法があるとも言えない。
だけど、
今回ここに書いたように、僕らはこれまでたくさんの患者さんを診てきた。
そして、あらゆる検証をつづけ、
機能性ディスペプシアは正しい順番で正しいことを一緒にやっていくことで
ちゃんと改善するんだ
という確信がある。
必要なのは、
努力でも根性でもない。
知識の量でもない。
“思考パターンのクセの再設計と改善には正しい順番というものがあることをまず理解すること。
ここから、その流れを一緒に作っていきましょう。
そしてその流れに乗れたとき、
あなたの機能性ディスペプシアはこれから改善に向かっていくでしょう。
最後の砦として、
あなたからの連絡をお待ちしています。
感謝。
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