動きはじめの痛みについての考え方
 
                
皆さんこんにちは😊 
奈良から発信します。 
TOESTなかたに鍼灸整骨院の川嵜です。
今回は、「動きはじめの痛み」についてお伝えさせていただきます。
先日は
関東、東京錦糸町まで技術や知識のアップデートに行ってきました。
その中で、今回お伝えする内容は、
将来の健康を守っていくために非常に重要なものになります。
あなたの日常によく起こることとしてできる限り分かりやすく記載しておりますので、
ぜひ最後まで読んでみてください😊
◆「動き始めに痛い」──多くの人が感じる小さなサイン
朝、布団から起き上がるときに「ズキッ」と腰が痛む。 
椅子から立ち上がる瞬間に膝がピキッとする。
車の運転を終えて降りる時に脚が重く感じる。
こうした「動きはじめの痛み」は、年齢を問わず多くの方が感じています。
でも実は、
これは体が壊れたわけではなく、
“動きの準備ができていない”だけのことがほとんどです。
長時間同じ姿勢で固まり、血流が滞り、
筋肉や関節の動きが一時的に鈍くなる。
体が“まだエンジンかかってませんよ”というサインを出しているんですね。
◆体の中で起きていること:「滑走性(かっそうせい)」とは?
体の中には、
筋肉・筋膜・神経・血管といった組織が何層にも重なり合っています。
それぞれの層がスムーズに滑ることで、
私たちはしなやかに動けます。
この「層と層の滑りの良さ」を滑走性(かっそうせい)と呼びます。
ところが、
- 同じ姿勢が続く
- 疲労や炎症がたまる
- 水分や血流が不足する
といった状態が重なると、
この滑走性が悪くなり、動きの“ひっかかり”が生まれます。
たとえるなら、
サビついたドア。
最初はギギッと重たいけれど、
何度か動かすと軽くなる。

体の中でも同じことが起きていて、
動きはじめの痛みはその摩擦の合図なんです。
そしてこれらはあらゆる疾患と関わっています。
例えば
- 腰痛症(腰の痛み、ぎっくり腰)
- 腰椎分離症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎椎間関節症
- 坐骨神経痛
- 梨状筋症候群
- 頚椎症
- 頚椎ヘルニア
- 胸郭出口症候群
- 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
- 変形性膝関節症
- 変形性股関節症
- 筋・筋膜性腰痛
- 脊柱管狭窄症
僕らは治療でこの「滑走性」という言葉を何度も何度も発します。
めちゃくちゃ大切な部分なので、患者さんには絶対に理解していただきたい部分です。
◆動きはじめの痛みを軽減する3つの習慣
「動きはじめが痛い」とき、いきなり動くのは逆効果です。
寝ている人をいきなり叩き起こしても動き悪いですよね笑
体に“これから動きますよ”という合図を送るだけで、痛みはぐっと減ります。
🔹1. 朝起きる前に軽く体を動かす
布団の中で手足を伸ばしたり、膝を立てて左右にゆっくり倒す。
これだけで血流が回り、筋肉が“準備モード”に入ります。
🔹2. 立ち上がる前に足首を動かす
座ったまま足首を回す、太ももを軽く押して体重をかける。
筋膜や関節が動きやすくなり、スッと立ち上がれるようになります。
🔹3. 運転やデスクワークの後は“ワンクッション”
いきなり立たずに、座ったまま上半身をひねったり肩を回す。 
硬くなった体に「そろそろ動きましょう」と伝えてあげましょう。
これらの動きはどれも1分以内。
でも続けることで、体が“滑らかに動く感覚”を取り戻していきます。
◆「老化だから仕方ない」…そう思う前に
年齢を重ねることで体の水分量や筋肉量は確かに減っていきます。
それは自然な変化です。
けれど、「痛み=老化」ではありません。
同じ年齢でも、動き方やケアの習慣で、体の状態は驚くほど変わります。
逆に言えば、今どんな年齢であっても、「正しい使い方」をすれば、
痛みのない体に変わる力が人間には備わっています。
「もう年だから仕方ない」と諦める前に、
“まだできることがある”という希望を持ってもらいたい。
その一歩目が、動きはじめのケアなんです。
◆痛みは、体が出してくれているメッセージ
「動けば楽になるし」と放っておくと、
関節や筋膜のひっかかりが少しずつ深くなっていきます。
最初は「朝だけ痛い」
→ そのうち「歩きはじめも痛い」
→ 最終的には「常に重い、だるい」
そうなる前に、早めに体を整えておくことが大切です。
動きはじめの痛みは、
“これ以上無理しないでね”という体からのサイン。
今のうちにケアしておくことで、将来の不安や慢性痛を防ぐことができます。
◆体は、ちゃんと応えてくれる
私が日々患者さんと接していて強く感じるのは、
「体は使い方次第で、何歳からでも変わる」ということです。
正しい刺激を与え、血流を整え、滑走性を取り戻せば、
驚くほど動きが軽くなり、笑顔が戻ってきます。
痛みを取ることがゴールではなく、
「また動きたくなる体を取り戻すこと」。
そうなった時、
今まであなたが諦めていたこと、
またやりたいなと感じていたことが叶うということです。
その瞬間に立ち会えるのが、
僕らとしての一番の喜びです。
◆まとめ
- 動きはじめの痛み=体の滑走性が低下しているサイン
- 無理せず“動く前に整える”ことで痛みは軽くなる
- 老化よりも“使い方のクセ”が原因のことが多い
- 正しいケアで、体は何歳からでも変わる
◆最後に

「痛み」は、あなたの体が自分を守るために発しているメッセージです。
それを無視せず、きちんと耳を傾けることができれば、
今よりもっと快適に、もっと前向きに生きていけます。
今日からできることはたくさんあります。
たとえ数十秒でも、“自分の体を労わる時間”を作ってください。
それが、未来のあなたの健康を守る最高の投資になります。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
もし今「動きはじめの痛み」でお悩みでしたら、
その痛みを一緒に整えていきましょう。
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